先に読んでね↓
さてさて、長年姉に対する強烈なコンプレックスを抱え、『歌』が唯一の自分の存在価値であり、だからこそ、その『歌』を完全否定されないために無意識にわざと100パーセントの力を発揮できないように自分でしていたという『隠れた本音』に気づいた私。
さて、どうするか。
でもね、これ、一度気づくと結構早いんですよ。
この頃はすでに心理学を少し勉強してきているので、子供が成長してくる過程でどのように自分自身のことを認識していくのか、という心の仕組みも少しは分かっている。
子供は皆「自分が経験したこと」をもとに物事を認識するんですね。でも、幼い子供の理解力で、しかも自分の立場から経験したことだけを基準に認識しているので、実際は「事実」ではなく「思い込み」によって世の中を認識する。
そしてそこで出来上がった『思い込み』を『思い込み』だと気がつかないまま大人になっていくと。
なので、私自身が持っている認識も『事実』ではなく単なる『思い込み』である可能性が高い。
まずはそこから検証を始めました。
私は『歌だけが自分の存在価値』だと思っているけど、それは事実なのか???
というか、そもそも、本当に姉と私はそんなに元々の能力に差があったのか???
一つ一つ、冷静に検証していきます。
【編み物、裁縫】小学生1〜2年生と5〜6年生で差があって当たり前
【料理】お手伝いの内容 姉→包丁や火を使うこと 私→すでに切ってある野菜を盛り付けるだけ、皿洗い
【勉強】姉→おそらく、予習復習などちゃんとしていたのではないかな。 私→予習復習大嫌い、宿題しかやらない(おいっ!)
【エレクトーン】姉→多分ちゃんと練習してた 私→全く練習せず(こらっ!)
【スポーツ】これはもしかしたら元々運動神経や運動センスに差があったかもしれない。でも単純に私自身が効果的な鍛え方を知らなかっただけの可能性も大(詳しくは→『バスケットボール』『バスケットボール2』)
【体型】→姉はちゃんとダイエットしてたのかも。そういえば姉がお菓子食べてる姿ってあまり見たことないな。 私→お菓子大好き♪毎日たくさん食べてた^^;(もしもーし!!!)
ん???
なんかさ、本当に能力に差があったのってもしかしたらスポーツだけかもよ???
いや、それですら怪しいよな。
『隠れた本音 その2』でも書いたけど、姉は私より4年先輩なだけだったんじゃないの???
本来の能力って実はそんなに差はなかったのかも???
単純に『ちゃんと経験を積んでた人』と『経験がなかった人』っていうだけのことなんじゃない???
それを勝手に私が『能力差』だと思い込んで、拗ねて、ふてくされて経験を積むことを放棄しちゃってただけなんじゃないの???
いやん。
↑
この時、初めて私自身の『間違った思い込み』に気がついたんですね。
でもまてよ???
・・・ってことは!!!
もしかして、私もきちんと経験を積みさえすればできるようになることがたくさんあるんじゃないの!?
↑
この『気づき』はめちゃくちゃ大きかったです。
万が一、100パーセントの実力を出して落ちたとしても、私自身の価値は無くならないし、むしろ、ちゃんと100パーセント出し切って、それでも足りないところがあるならそこから頑張って練習して力をつければいいのか。っていうかそれしかできないか。
↑
なんだ。
すごく当たり前なところに落ち着いた。
ふぅ〜。
こうやってこの頃から、やっと『全力でぶつかる→できなかったらひたすら練習』という流れが出来上がったのでした。
もっと早く気づいてればねぇ〜・・・
ま、仕方ないか。