隠れた本音

昨日のブログ(→こちら)にも書いたのですが、自分の本音って意外と自分でも気づいてないことって結構あって。

 

上手に隠してるんですよね、自分で。

だから気がついた時はめちゃくちゃびっくりします。

 

 

私が初めて自分の『隠れた本音』を発見したのは20代、心理学の勉強を始めてしばらくしてからのこと。

 

当時、私はいろんなオーディションを受けまくっていたのですが、いつもね、かならず本番で間違えるんですよ、歌。

で、悔しいから、次こそは!!!って思ってめちゃくちゃ練習して、よし!今度こそは!!!って挑むのに必ず間違えるの。

今から考えると、間違えようがなんだろうが、オーディションなんて受かる時は受かるから、当時、オーディションに受からなかった理由は別のところにあるんだろうけど、それでも本番で思うように自分の力を発揮できないことに相当落ち込んで悩んでいました。

 

ちょうどそんな頃、心理学を教わっていた先生との勉強の時間に

『今ここの椅子にお姉さんが座っていたらなんていう言葉をかける???』

と聞かれたことがあって。(私には4歳年上の姉がいます)

 

内心、なんでそんなことを聞くんだろう???と思いながら、うーん、って考えて

 

「『あなたとは別の人生を生きるから』って言います」

 

って答えたんですね、私。

 

そしたら、「なんでそんなこと言うの?」って聞くんですよ、先生が。

 

内心で「は???なんで?ってあんたが聞いたからでしょうが!」ってツッコミを入れながらも、なんでそんなこと聞かれてるのか全くわからない私。

 

先生「普通さ、そんなことわざわざ言わないんだよね」

 

私「???」

 

先生「だって、お姉さんとあなたの人生が別々だなんてものすごく当たり前のことでしょ?」

 

私「???」

 

先生「そんな当たり前のことをわざわざ言わなきゃならないってところに何かヒントがあるんだよ」

 

私「???」

 

この時点では何を言われているのか全く理解できてないんですね、私。

え?みんなお姉さんいたらそうやって思うんじゃないの???って思ってる。

 

先生「じゃあさ、お兄さんがここに座ってたらなんて言う???」(6歳年上の兄もいるんです)

 

私「(へ?今度は兄???)・・・あ、『元気???』って・・・。」

 

先生「なんでお兄さんには『別の人生生きるから』って言わないの???」

 

私「・・・」

 

先生「それにお姉さんにも『元気?』でいいじゃない?」

 

私「いや、それはないです。」

 

先生「なんで???」

 

 

この時点でその日の勉強会は終了。

 

もうね、頭が大混乱。

なんで?なんで、姉と兄にそれぞれ違う言葉をかけるんだ???

って言うかそれが普通じゃないのか???

でも、ああやって言われたってことは、みんなはそう言う風に思わないのか???

男と女の違い???

なんで???

 

でも確かに言われてみれば姉と私の人生は違くて当たり前なのか。

んじゃなんで私はわざわざ姉にああやって言うんだ???

 

別の人生じゃないと思ってるのか???

なんでおんなじだと思ってるんだ???

 

って言うかもうすでに別々の人生歩んでるよね?

姉は歌やってないし。

 

歌は私しかやってないし・・・。

 

私しかやってない・・・?

 

『!』

 

あれ?なんか引っかかったぞ。

 

歌だけか?違うの。

 

あれ?歌だけが唯一違うものなのか???

 

唯一の違いが『歌』???

 

 

 

 

『あああああーーーーーーーーーっっっっっ!!!』

 

(長くなったので次回に続きます)

 

 

 

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